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薬剤- コファリンと食物の相互作用 Cofarin-Food Interaction 藥物-可化凝與食物交互作用(日文)
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薬剤- コファリンと食物の相互作用 Cofarin-Food Interaction 藥物-可化凝與食物交互作用(日文)
2024/1/15
ワルファリン/Warfarin(Cofarin)は臨床上でよく用いられる抗凝血剤の1つです。静脈血栓症、肺血栓塞栓症、血栓性脳卒中などの血栓による疾患の治療、心臓弁置換手術後によく用いられています。また用量は個人差があります。医師による採血と凝血時間の観察を経て、適宜な用量に調整して用いることから、勝手に使用を停止したり、容量を増減してはなりません。
抗凝結作用の強化
- 漢方薬:ギンナン(銀杏)、トウキ(当帰)、タンジン(丹参)、ベニバナ(紅花)、サフラン(番紅花)、ニンジン(人参)、レイシ(霊芝)
- スパイス:ニンニク、玉ねぎ、唐辛子、ショウガ、ショウガパウダー
- 果物:マンゴー、グレープフルーツ、ブンタン、クランベリー、ザクロ(汁)
- サプリメント:魚油(>グラム/日)、ビタミンE(>400IU/日)、グルコサミン(>500㎎/日)、パイナップル酵素、グレープシード*、キチン*
- オイル類:リノール酸
- アルコール(大量)
抗凝結作用の低減
- ビタミンK、高用量ビタミンC、コエンザイムQ10、セントジョーンズワート(St.John’s wort)、カンゾウ(甘草)、緑茶(カテキン/Catechin)、ニンジン(人参)、ノニジュース(Noni Juice)*、豆乳*
ワルファリンとビタミンK
- 体内には多くの凝血因子が存在しています。中でも第2、7、9、10凝血因子が凝血機能を発揮するためには、活性ビタミンKの活性化に頼らなければなりません。ワルファリンの作用は体内の活性ビタミンKを減少させ、凝血因子が活性化されなくなることから、抗凝血効果を実現しています。このため食物中に含まれるビタミンKを大量に摂取すると、ワルファリンの薬効を弱めることになるのです。
食物中のビタミンKの含有量
食物100グラム中に含まれるビタミンKの含有量参考表
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< 50 mcg
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50 – 100 mcg
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100 - 200 mcg
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> 200 mcg
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リンゴ
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アスパラガス
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バジル(九層塔)
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ブロッコリー
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アボカド
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キャベツ
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カンラン菜
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エンドウマメ/フジマメ
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ニンジン
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カリフラワー(白)
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菜種油
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レタス
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セロリ
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マヨネーズ
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ネギ
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レバー
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オートミール
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ナッツ(ピスタチオ)
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皮付きキュウリ
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パセリ
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コーヒー
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カボチャ
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カラシナ
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ホウレンソウ
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タマゴ
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大豆油
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緑茶の茶葉
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原則上、特に避ける必要はありません。ただし規定量を維持する必要があります。ご不明な点については栄養士までお問合せください。
- Booth S. L. (2012). Vitamin K: food composition and dietary intakes. Food & nutrition research, 56, 10.3402/fnr.v56i0.5505. https://doi.org/10.3402/fnr.v56i0.5505
- Booth, S. L., & Suttie, J. W. (1998). Dietary intake and adequacy of vitamin K. The Journal of nutrition, 128(5), 785–788. https://doi.org/10.1093/jn/128.5.785
製作單位:臨床營養科 編碼:HE-8C072-J
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