商品名(英語名および日本名)
Alimta®:アリムタ注射剤
薬剤のご紹介
- 葉酸拮抗剤の抗がん薬であり、細胞の複製に必須な葉酸への依頼性代謝過程を遮断し、抗腫瘤作用を実現します。プラチナ類の化合物と併用できます。局部の末期または転移性非小細胞肺がん、悪性胸膜中皮腫の治療に用いられます。
注射方法について
- 点滴静脈注射。約10分間かけてゆっくり投与します。
注射時の注意事項
- 治療期間中は定期的にビタミンB12を補い、毎日葉酸を服用することで、治療に関する血液及び胃腸毒性を低減することができます。
- 血球数が低めになるリスクがあらわれる可能:いかなる出血、貧血または発熱、小さな紫斑、小さな出血点など感染に関する兆候、疲労感があらわれた場合は、医師に連絡しなければなりません。
- 抜け毛、肝機能、腎機能指数が一時的にあがるなどの症状があらわれる可能性があります。
- 胃腸の反応:継続的な嘔吐、下痢または脱水などの兆候があらわれた場合は、医師に連絡しなければなりません。
- 軽度から中度の腎機能不全の方は、投薬の前後2日以内、薬剤を蓄積させないため、非ステロイド性抗炎症薬を使用してはなりません。
- 妊娠中または授乳中の方は使用できません。
- 以下の疾患にり患している場合、事前に担当医にお伝えください:
- 肝臓、腎臓疾患。
- 骨髄抑制や免疫力の低下。
- 肺水腫、肝水腫など器官の水腫にり患している状況
起こりうる副作用
- アレルギー反応:じんましん、呼吸困難、顔の浮腫や喉の腫れや痛みなどの炎症の症状。
- 発熱、震え、全身の痛みや風邪のような症状。
- 口内炎、唇や舌先の白斑。
- 顔色が白い、めまい、呼吸が浅く速い、心拍数の加速や注意力散漫。
- ぶつかることで出血しやすくなる。皮膚に赤色または紫色の出血斑点があらわれる。
- 喉が渇く、排尿困難、全身の寝汗や皮膚が乾燥し熱を持つ。
- 悪心、嘔吐または下痢。
通常時の飲食に関する注意事項
- 以下の薬剤を服用している場合は、相互作用が発生しやすいことから、担当医にお伝えください。
- イブプロフェン(ibuprofen)のような非ステロイド性抗炎症薬。
- プロベネシド(probenecid)のような尿酸降下薬。
- 免疫抑制剤。
- 一部の抗生物質と抗ウィルス薬。