商品名(英語名および日本名)
Mitomycin-C®:マイトマイシンC
薬剤のご紹介
- 本薬剤は青紫色の結晶または結晶性の粉末です。水を加えて調剤後に使用できるようになります。胃がん、膀胱がん、肺がん、白血病などの治療に用いられ、臨床での使用は医師の臨床への専門的な判断により行われます。
注射方法について
- 点滴静脈注射。時間をかけてゆっくり投与する必要があります。:または膀胱に約2時間かん流させます。
注射時の注意事項
- 投与の過程で赤み、腫れ、痛みの感覚があらわれた場合は、ただちに医療スタッフに処置するよう伝えてください。
- 妊娠中または授乳中は使用できません。
- 以下の方への使用には注意が必要です:
- 1.肝機能、腎機能不良の方(副作用が重くなる可能性があります)。
- 2.水痘をり患している方(致命的な疾患を招く可能性があります)。
- 薬剤の投与後、薬剤の骨髄抑制機能と作用により、急性非リンパ性白血病を引き起こす可能性があります。
- このほか免疫力の低下により、感染リスクが増加する可能性があります。通常白血球数は投与後4~6週間以内に最低数に到達します。発熱や震えなど、いかなる感染の症状がみられる場合も、ただちに医師の診察を受けるようにしてください。
- 血小板の減少及び貧血:体に小さい紫の斑点や小さな出血点がないかどうか注意してください。疲れやすくなる可能性があります。
起こりうる副作用
- 骨髄抑制:白血球の減少、血小板の減少、貧血(用量との関連性あり)。
- 皮膚に関する副作用:抜け毛、手足の水疱、鼠径部の皮膚炎。
- 胃腸に関する副作用:悪心や嘔吐、口腔内の粘膜の破損。悪心や嘔吐については、その他の症状を緩和する薬剤を服用できます。このほか口腔内の粘膜については、柔らかな歯ブラシで歯を磨くことで、粘膜と傷口への刺激を和らげるようおすすめします。
- 肝臓に関する副作用:肝毒性、肝機能指数の向上、肝中心静脈閉そく症。定期的な血液検査による監視が必要です。
- 神経系に関する副作用:発熱。発熱が見られる場合は、ただちに医師の診断を受ける必要があります。
- 腎臓に関する副作用:腎毒性、腎機能指数の向上。定期的な血液検査による監視が必要です。
通常時の飲食に関する注意事項
- 市販薬や漢方薬またはビタミンのタブレットを服用している場合は、事前に医師にお伝えください。
- 薬剤の投与期間中、ワクチンを接種する場合は、事前に医師にお伝えください。