傷跡のケア
皮膚表面の傷は約1週間で回復ができ、深層組織は1~1.5月がかかって回復できます。その為、4~6週の間に傷にはチクチク感の痛みが普通にみられます。
- 術後1週間に傷あとを乾燥にしてください。もし、うっかり傷跡を濡れた場合は、生理食塩水を浸潤した綿棒で拭いてからきれいなガーゼで覆ってください。
- 抜糸してからシャワーをできます。お風呂に入れるのは術後2か月後です。
- 傷跡を癒合すると外用薬を塗る必要はありません。
- 傷跡に赤く腫れたり、熱くなったり、異常な分泌物の有無を毎日に観察します。
- 膣内の傷について、医師の許可なしで膣洗浄することやタンポンの使用を厳禁します。
- 約2~4週間に膣から少量な分泌物や血を出る可能性があります。
術後の排尿について
術後は排尿障害を起こす可能性があります。膀胱筋肉の強化運動で尿路感染、過膨張(たまりすぎ)による機能損傷を予防できます。
体を動かす時の注意事項
愉快な気持ち、規則正しい生活を維持するのは健康回復に効果があります。
- 担当医の許可なしで骨盤充血につながることをおやめください。たとえば、激しいダンス、長時間立ちっぱなし、座りっぱなし、お風呂に入ること、自転車に乗ることなど。
- 術後1ヶ月間に重いもの(5キロ以上)を持ったりする過度に腹筋を使うことを避けてください。
- 自分の状態に合わせて順に追って少しずつ体を動かせます。
- 術後に痛みを和らげた場合は、できる限り骨盤ベルトを使わないでください。
食事について
- 定時定量の食事摂取、新鮮であっさり味の食事に心掛けます。
- 辛い、刺激の食事を避けてください。
- 野菜、果物、オード麦などの物を多めに摂取すると便秘の予防ができます。
性交渉の再開はいつからできる?
一般的に術後2ヶ月に性交渉再開ができます。但し、担当医と相談して傷跡の回復の様子を確認してから性交渉を再開するのはおすすめです。また、激しい性交渉を避けてください。
術後のメンタルケア
患者さんは子宮を切除した後に、憂慮や悲しみに苦しんでいます。家族や親友と一緒に話を聞いて、マイナスの気持ちを発散できると患者さんにとって良いことです。
下記の症状があれば、検査を受けてください
発熱(口下検温38度以上)、腹部に激痛、膣から異常の分泌物・出血、傷跡に異常の分泌物・赤み・腫れ・熱感・痛みの症状があれば、当院に来て検査を受けてください。