麻疹Measles
急性・高伝染性のウイルス性疾患です。伝染ルートは飛沫感染、前駆期症状は高熱・咳・結膜炎・鼻炎、口腔の頰側黏膜にコプリック斑が発生します。次にコプリック斑は頬部と耳の後ろに発生して、四肢と全身まで出ます。重い時に中耳炎・肺炎または脳炎も起きて、死亡に至る恐れがあります。
風疹Rubella
飛沫感染のウイルス性疾患です。患者の症状が軽く、例えば軽く発熱・上咽頭炎・耳後ろのリンパ節が腫脹などです。妊娠初期に感染されると、胎児が流産・死胎・奇形になる恐れが高いです(先天性風疹症候群)。
流行性耳下腺炎Mumps
“おたふく風邪〞とも呼ばれます。飛沫感染のウイルス性疾患です。唾液腺、特に耳下腺に起こします。患者は発熱・頭痛・耳下腺腫脹が起こします。脳膜炎・脳炎と難聴になる恐れがあります。思春期の時に伝染されると、睾丸炎または卵巣炎の合併症が起こし、生育能力が影響される恐れがあります。
接種について
- MMRワクチンは麻疹・流行性耳下腺炎・風疹の活性減毒ワクチンです。予防効果は95 % 以上に達して、長期免疫になります。現在は我が国の規定接種ワクチンです。
接種禁忌
- 「たまご」のタンパク質またはワクチンに重いアレルギー反応が発生した人・妊娠者・重い免疫疾患を持つ人は接種しないでください。
- 一般筋肉注射免疫グロブリン治療またはHBIGを受けた人は、ワクチンを注射するまで、3か月待ってください。輸血を受けた人は、ワクチンを注射するまで、6か月待ってください。静脈注射血漿及び血小板製品・静脈注射免疫グロブリン大量療法を受けた人に、ワクチンを注射するまで、11か月待ってください。
注射後の可能副作用とワクチン反応
- ワクチンを接種した後に少し休んで、30分を観察してください。症状が起こらないと確認した後に帰ります。
- 起こる局所反応が少ないです。接種後5 ∼ 12 日に、発疹・咳・鼻炎・発熱・臨時性関節痛・関節炎・神経炎などの副作用が起こる可能性があります。
- 流行性耳下腺炎ワクチンは軽い中枢神経反応が起こる報告がありますが、ごくわずかです。
注意事項
- 衛生福利部からのお知らせで、MMRワクチンを接種した1ヶ月内に、妊娠を避けてください。
- MMR ワクチンは活性減毒ワクチンなので、他の活性減毒ワクチン(水ぼうそうワクチンなど)と一緒に接種したいときに、違い箇所に同時に接種してください。あるいは4週間以上の間隔を取ってください。
- ワクチンを接種した後、気分が悪い反応を減らしたいため、水を多めに飲み、多めに休んでください。症状が起こる場合に、回診してください。