用意する道具
1.預混型注入器 |
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注射手順
1.手を洗います。 | ![]() |
2.蓋を外して、カートリッジホルダーを出します。 | ![]() |
3.インスリンの有効期限、変質の有無、カートリッジにひび割れ・破損の有無をチェックしてください。 |
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4.ペン型注入器を掌の中に挟んで往復10回と上下10回振ります(または上下20回以上振りながら預混させます)。インスリンが均一の懸濁液まで振ってください。 |
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5.アルコール綿で注入器先端のゴム栓を消毒します。 | ![]() |
6.ペン型注入器の注射針の保護シールを外します。 | ![]() |
7.注入器と垂直に取り付けます。 | ![]() |
8.最後まで時計方向にまわります。 | ![]() |
9.注射針ケースを外します。 | ![]() |
10.注射針キャップを外します。 | ![]() |
11.空打ち:初めて使う時に、2単位にセットして空気を抜きます。空打ち前に、注射針を上に向いて指でカートリッジホルダーを軽くたたいて空気を上の方に集中させます。注入ボタンを最後まで押してインスリンを出るのを確認します。 | ![]() |
12.単位設定します。指示された単位が単位合わせ矢印まで回します(単位設定を間違った時に、直接に正確の単位まで回して戻すことができます。0から再設定するのは不要です)。 |
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13.アルコール綿で注射部位を消毒します。 | ![]() |
14.最適な注射部位を選んで注射針を皮膚に差し込みます。注射ボタンを最後まで押し込んで、単位表示が0になっていることを確認します。注射終了後10秒以上待ち、針を抜きます。 | ![]() |
15.注射針ケースを取りつけて、まわしながら注射針を取り外します。 | ![]() |
16.使用済みの注射針を回収ボックスに回収します。 | ![]() |
注射箇所
1.腹部:腹部両側(拳骨を臍において、拳骨が覆ったところに注射しないでください)。 |
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2.太腿:太腿の上外側。 | ![]() |
3.上腕:腕三角筋の下外側。 | ![]() |
4.臀部:臀部の上外側の1/4のところ。 | ![]() |
注射のやり方
- 皮膚をつまみ上げる:痩せすぎの方または小児を対象にします。親指と差し指/中指で使います。筋肉まで持ち上げないでください。
- 注射角度:注射針は皮膚に対して90°の角度で注射します(筋肉組織まで注射するリスクを下げるため)。
- 順番に広い部位に注射しましょう。同じ部位に繰り返し注射しないでください。前回の注射した部位との位置は約1つの指関節の距離です。
その他の注意事項
- インスリンの保管:未開封のインスリン製剤は、冷蔵庫(2 ~ 8 ℃)で有効期限まで保管してください。開封したインスリン製剤は、30 ℃以下の室温で4週間使用可能です。
- 注射器の回収:使用済みの注射器を破れにくい容器に回収し、立夫医療ビル1階または急症/重症ビル1階の注射室まで持って廃棄してください。