腎生検は患者をうつ伏せて、超音波スキャンを使用し位置を確認し、背中に特殊の針を差し込んで、少量の腎臓組織を採取して病理検査を行います。腎臓移植患者の採取箇所は腹部の左または右側です。3~4回繰り返して採取し、施行前に局所麻酔を行います。異物侵入が感じますが、あまり痛くありません。
腎生検の目的
- 腎臓病を診断し、薬物治療の方針を決めます。例えば血尿・蛋白尿・水腫治療はあまり効果が表れないときに施行して、疾患を確認します(全身性エリテマトーデス等)。
- 腎臓損傷程度・回復程度。治療方針を確認するためです。
- 移植された腎臓の機能が悪化した原因を解明するためです
検査前の注意事項
- 施行前にお用を足してください。
- 検査同意書を記入してください。
検査プロセス
- うつ伏せの姿勢を維持します。腎臓移植患者は仰向けしてください。
- 超音波を使用し差し込み位置を探し出してマークします。
- 皮膚を消毒して麻酔剤を注射します。
- 腰部に針を差し込み、超音波誘導で2~3枚・各1~2センチの腎臓組織を採取します。差し込みの時に、5秒ぐらい息を止めてください。
- 検査中に不快感がある場合に動かないでください。医師に話してください。
検査後の注意事項
- うつ伏せの姿勢を30分に維持し、差し込み箇所を圧迫して出血を止めてください。
- 仰向けて、検査箇所に砂袋を置いて、体の重量で8時間を圧迫してください。砂袋を取り外した後、そのまま仰向けて、全部24時間まで休んでください。お用を足したいときに、病床の上に便器を使ってください。絶対起きないでください。
- 施行後に血尿現象が発生する場合があります。通常徐々に改善されます。
- 体調不良、例えばめまい・脈拍加速・顔色が悪い等が起こるとき、医療スタッフに教えてください。
- 水を多めに飲んでください。1回目の小便の時に、医療スタッフに連絡して立ち会います。以降小便の時に、自己検査して、尿の色が深くなる時に、直ちに医療スタッフに教えてください。
- 看護師は定期に血圧と脈拍を測定します。
退院後の注意事項
- 2か月内に重いものを持たないでください。
- 腰を曲げて荷物を持つことはしないでください。
- 血尿が起こるときに、直ちに来院してください。
- 施行後1週間中に、激しい運動をしないでください。