生命の泉―母乳
- 母乳には抗体、オリゴ糖、乳清タンパク質を多く含まれています。これらの成分は赤ちゃんの免疫を高め、細菌やウイルスからの侵入を防いで鼓腸・壊死性腸炎等の病気の発生を下がることができます。また、赤ちゃんの脳の発達や神経系への成熟にも多大な影響を与えます。
- 赤ちゃんに良質な栄養を供給し、そして親子間の絆を深めるため、お母さんは赤ちゃんが入院中に病院に来て直接授乳するのはお勧めです。直接授乳できない場合は、搾乳して病院まで届け、看護師さんが哺乳瓶で母乳をあげることになります。
母乳と搾乳器具の消毒
- 手で搾乳する
親指は乳房の上、差し指は乳房の下方に置きます。乳頭上の2~4センチのところから胸壁へ向かいて押し足り、圧迫したりします。指の位置は動かないでください。出た母乳が少なくなったら止めて、片方に変わって搾乳します。
- 搾乳器で搾乳する
使用前に消毒してください。冷水に入れた消毒鍋に搾乳器の瓶を入れて沸騰から10~15分目安に煮沸します。次に搾乳口カバーを消毒鍋に入れて3~5分煮沸します。毎回使った後に徹底的に洗って乾かしてください。
母乳の保存と届け
- 入院中の赤ちゃんにあげる母乳は、無菌密閉の容器にいれるのがおすすめです。保存容器に赤ちゃんの名前・搾乳日を記入してください。
- 母乳は冷凍すると膨張するため、母乳パックの最大容量まで入れないでください。母乳パックを使用するときに、空気を抜いてから封をします。
- 母乳を細菌感染から防ぐため、手で母乳保存容器の内側と口を触らないでください
- 生もの等の食べ物と接触しないよう、母乳パックを使う時に袋の口を少し内側に折ってください。他の食べ物の匂いを吸収させないよう、母乳をいれた母乳パックを密閉容器に入れるのはおすすめです。
- 同じ日の違う時間に搾乳した母乳は、同一温度になるまで混ぜて保存するのは可能です。1時間内に使わない場合は、冷蔵庫に入れて保存します。48時間内に使わない場合は、冷凍してください。
- 母乳を届ける途中、保冷バック内に隙間のないように母乳をいれます(布を使って隙間なくなるのが良いです)。また、保冷剤を使って保冷してください。
母乳の保存期間
- 解凍した母乳は再冷凍しないでください。温めた母乳はすぐ赤ちゃんにあげてください。
- 解凍した母乳は決して再冷凍してはいけません。
- 母乳の保存期間
室温 25 ℃ 以下
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4 ~ 6 時間
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冷蔵室 0 ~ 4 ℃
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3 ~ 5 日
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冷蔵室と分けた冷凍室
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3 ヶ月
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-20 ℃ の冷凍室
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6 ~ 12 ヶ月
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- 冷蔵または冷凍した再解凍の母乳
冷蔵室 0 ~ 4 ℃
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24 時間
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室温25 ℃ 以下
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4 時間
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- ご質問がありましたら、お問い合わせください
24時間母乳問い合わせ電話番号:(04)22021995